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今年も弘前の桜は観ることができませんでした(;_:) 来年こそは!
先日、何となく松島の「馬の背」へ行ってきました。「馬の背」という所があるということは知っていましたが場所ははっきり分かりませんでした。長い年月の間に波の浸食で細長く少しうねった天然の桟橋のようになったのですが、馬の背というよりは巨大なアナコンダという感じでした。
さて、今回は近年話題の脳と腸の関係です。古くから東洋医学では臓器の相関関係が健康状態を左右すると考えられてきました。その中でも脳と腸のやりとりが親密であると関心を集めています。
脳は物事を考える、運動をコントロールする、生命を維持するなど全身への司令塔の役割をしているので、脳が全てを決めているように思えます。しかし、発生学的にはまず、食べて排出しなければならないので受精卵から腸が形成され、口と肛門が出来ます。さらに肝臓、肺ができてようやく上の方が膨らみ「脳」ができます。
つまり、腸が「第二の脳」というよりは、脳は腸から生まれた腸の出先機関「第二の腸」とでも言った方がいいくらいなのですね。
以前は腸は単なる消化器官だと思われていましたが、現在では免疫系の中心であると考えられています。また、脳からの指令を受けずに機能する独自のネットワークを持っていて、多くの神経で脳とつながっています。
腸の調子が悪くて便秘や下痢をすれば、当然気分は落ち込み辛いですし、脳が強いストレスや緊張を感じたらお腹の調子が悪くなることもよくあります。このように脳と腸が互いに影響しあうことを「脳腸相関」といいます。「腹が立つ」、「腹が煮える」、「腹に据えかねる」、「腹を決める」など多くの表現がありますが、昔から脳(心)とお腹がつながっていることは体験から知っていたのでしょう。
今年の4月24日に、宮城県で学校給食の牛乳を飲んだ児童生徒1000人以上が腹痛などの体調不良を訴えるという事件が起こりました。東北森永乳業が製造したこの日の牛乳を飲んだ児童生徒は合わせて9万人ですから体調不良を訴えたのは1%強。しかし、食中毒となる病原菌や化学物質は見つからなかったのです!
東北大の斎藤忠夫名誉教授によると、牛乳に含まれるアミノ酸の化合物のペプチド類に敏感に反応して一部の児童らの自律神経が乱れ、腹痛を感じた可能性があるとのこと。つまり「脳腸相関」が原因のひとつではないかと考えています。だけどなぜこの日だけ多数の児童生徒が体調不良を訴えたのかは不明だそうです。
私たちの腸には100兆個とも1000兆個ともいわれる腸内細菌がいるようです。いわゆる善玉菌が2割、悪玉菌が1割、日和見菌が7割というのが理想だそうです。それぞれがバランスをとりながら存在しています。ただ、日和見菌が善玉菌や悪玉菌になったり善玉菌が悪玉菌になったり、その反対も起こります。
脳がストレスを感じると体は緊張し腸の動きが抑えられます。そうすると排便リズムは乱れて悪玉菌が増え、便秘や下痢に… この状態が続くと腸内環境は悪化し、腸の不調が今度は脳へ伝わります。すると脳はますますストレスを感じ悪循環に!
そしてさらに、腸内細菌にはビタミンB群・Kなど様々な物質を合成する働きもあります!
悪玉菌は腸内の腐敗を進め、善玉菌は腸のぜん動運動を促したり、有害物質からの防御や発がん予防、肥満予防、糖尿病予防などに効果がある短鎖脂肪酸(酢酸や酪酸など)を合成します。
(オリゴ糖や米、麦、豆、バナナなど普段の主食などから短鎖脂肪酸はつくられます)
最近の研究からこの短鎖脂肪酸が増えると脳の神経細胞を活性化することが分かってきました。
善玉菌の多い腸内環境は腸だけではなく脳にもよいということですね。
あまり瘦せるためのダイエットにこだわらず、必要量の主食を摂ることは大切ということですね!
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春美 (月曜日, 20 5月 2024 10:29)
便通がいいと、食欲も出て快適ですね。
食物繊維とかヨーグルトとかありますが、あまり気にしないで食べています。
桜のあとはりんごの花、あっという間に春は過ぎました。
しおん整体院 (木曜日, 23 5月 2024 09:26)
快適だと思うことは腸にも脳にもいいということでしょうね(^^)/